読書を趣味にしたい人へ|本が苦手でも読みやすい有名小説と始め方

読書を趣味にしたい人へ|本が苦手でも読みやすい有名小説と始め方
この記事はだいたい 18 分前後で読めます。

読書を趣味にしたい。

でも、本を買っても最後まで読めない。
読み始めても、すぐスマホを見てしまう。
昔より集中力が続かなくなった気がする。

そんなふうに感じている人は、意外と多いと思います。

けれど、それは「読書に向いていない」ということではありません。

読書は、たくさん読む人だけの趣味ではありません。
難しい本をすらすら読める人だけのものでもありません。

1日5分でもいい。
数ページだけでもいい。
最後まで読めない本があってもいい。

大切なのは、自分に合った読み方と、最初に選ぶ一冊です。

この記事では、読書を趣味にしたい人に向けて、本が続かない理由、無理なく読書を始めるコツ、そして本が苦手な人でも読みやすい有名小説を紹介します。

この記事はこんな人におすすめです。

  • 読書を趣味にしたい人
  • 本を買っても最後まで読めない人
  • 久しぶりに小説を読みたい人
  • 何から読めばいいか分からない人
  • 有名で読みやすい小説から始めたい人

読書が続かないのは、意志が弱いからではない

読書が続かないと、自分には集中力がないのかなと思ってしまうことがあります。

でも、今の生活の中で本を読むのは、思っている以上に難しいです。

仕事や家事で疲れている。
スマホを見るだけで時間が過ぎていく。
動画やSNSの方が手軽に楽しめる。
本を読むには、少し気持ちの余裕がいる。

そう考えると、読書が続かないのは特別なことではありません。

むしろ、いきなり「毎日1時間読む」と決める方が難しいです。

読書は、気合いで続けるものではありません。
生活の中に、少しずつ置いていくものです。

机の上に一冊置いておく。
寝る前に数ページだけ読む。
休日の朝に、飲み物を用意して少しだけ開く。

そのくらいの距離感で十分です。

読書を趣味にするための始め方

読書を趣味にしたい人は、最初から完璧な読書を目指さなくて大丈夫です。

大切なのは、読み続けることよりも「また本に戻ってこられる形」を作ることです。

1. まずは5分だけ読む

読書を始めたい人におすすめなのは、まず5分だけ読むことです。

5分なら、かなり気軽に始められます。

寝る前に5分。
朝の支度前に5分。
休日にコーヒーを飲みながら5分。
待ち時間に数ページ。

それだけでも、立派な読書です。

読書は、長く読めた日だけが成功ではありません。

少しでも本を開けたなら、それで十分です。

2. 最後まで読まなくてもいい

本は、必ず最後まで読まなければいけない。

そう思っていると、読書は少し苦しくなります。

もちろん、最後まで読んだからこそ味わえるものもあります。
でも、今の自分に合わない本を無理に読み続ける必要はありません。

読みにくい。
あまり興味が持てない。
今の気分に合わない。

そう感じたら、いったん閉じても大丈夫です。

本にも、読むタイミングがあります。

今は合わなかった本が、数年後に急に面白く感じることもあります。

途中で読むのをやめることは、失敗ではありません。
次に合う本を探すための一歩です。

3. 最初は「聞いたことがある本」から選ぶ

読書を趣味にしたいなら、最初の一冊はかなり大切です。

いきなり難しい本や分厚い本を選ぶと、読む前から少し重く感じてしまいます。

最初は、聞いたことがあるタイトルから選んで大丈夫です。

映画やドラマで名前を見たことがある。
本屋で表紙を見かけたことがある。
SNSで誰かが紹介していた。

それくらいの親しみがあるだけで、本を開くハードルは下がります。

「名作だから読む」よりも、「なんとなく気になるから読む」くらいでちょうどいいです。

本が苦手な人でも読みやすい小説の選び方

読書に慣れていない人は、まず読みやすさを優先して選ぶのがおすすめです。

選び方 理由
聞いたことがあるタイトルを選ぶ 内容に入る前の不安が少ない
映画化・ドラマ化された作品を選ぶ 物語のイメージをつかみやすい
ページ数が多すぎない本を選ぶ 読み切る負担が少ない
文章が読みやすい作家を選ぶ 途中で止まりにくい
自分の気分に近い作品を選ぶ 最後まで読みやすい

最初から「難しい本を読まなきゃ」と思わなくて大丈夫です。

読書の入口は、もっとやさしくていいと思います。

読書を始めたい人におすすめの有名小説

ここでは、読書に慣れていない人でも手に取りやすい小説を紹介します。

基準は、次の3つです。

  • タイトルを聞いたことがある人が多い
  • 文章や物語に入りやすい
  • 読み終えたあとに印象が残る

「名前は知っているけれど、まだ読んだことはない」

そんな一冊から始めてみるのも、読書の入口としてとてもいいと思います。

『君の膵臓をたべたい』住野よる

感動系の小説を読んでみたい人におすすめです。

タイトルの印象が強く、映画などで名前を聞いたことがある人も多い作品だと思います。

文章は読みやすく、物語にも入りやすいです。
普段あまり小説を読まない人でも、登場人物の関係性を追いながら自然に読み進められます。

明るさと切なさが同じ場所にあるような物語で、読み終えたあとに静かな余韻が残ります。

「久しぶりに小説で感情を動かされたい」という人に向いています。

『かがみの孤城』辻村深月

物語にしっかり入り込みたい人におすすめです。

学校や居場所にまつわる物語ですが、大人が読んでも胸に残る作品です。

読みやすい文章で進んでいくので、長さはありながらも少しずつ読み進めやすいです。

誰にも言えなかった気持ち。
うまく居場所を見つけられなかった時間。
自分でも忘れていた痛み。

そういうものを、物語がそっとすくい上げてくれます。

「本を読むって、こういう感覚だった」と思い出させてくれる一冊です。

『コンビニ人間』村田沙耶香

短めで読みやすい小説を探している人におすすめです。

ページ数が多すぎないので、読書に慣れていない人でも手に取りやすいです。

物語は淡々と進みますが、読み終えたあとにいろいろ考えたくなります。

普通とは何か。
社会に合わせるとは何か。
自分らしく生きるとはどういうことなのか。

軽く読めるのに、心の奥に小さな棘を残していく作品です。

「短いけれど印象に残る本を読みたい」という人に向いています。

『容疑者Xの献身』東野圭吾

ミステリーを読んでみたい人におすすめです。

東野圭吾作品は読みやすく、普段あまり本を読まない人にも入りやすいものが多いです。

その中でも『容疑者Xの献身』は、物語の引きが強く、先が気になって読み進めやすい作品です。

難しい設定を覚えなくても入りやすく、登場人物の感情にも引き込まれます。

ただ謎を解くだけではなく、人を想う気持ちの重さまで描かれているところが印象的です。

「ミステリーって面白いかも」と感じやすい一冊です。

『告白』湊かなえ

強い読後感を味わいたい人におすすめです。

明るい小説ではありません。
むしろ、かなり重さのある物語です。

ただ、文章はとても読みやすく、最初から一気に引き込まれます。

語りの力が強く、ページをめくる手が止まりにくい作品です。

読後にすっきりするというより、しばらく心の中に残るタイプの小説です。

「小説ってここまで感情を揺さぶるんだ」と感じたい人に向いています。

『舟を編む』三浦しをん

落ち着いた小説を読みたい人におすすめです。

辞書を作る人たちの物語です。

派手な事件が起きるわけではありません。
でも、言葉を大切にする人たちの姿があたたかく、読んでいて心が少し整います。

誰かの仕事や情熱を、そっと近くで見守っているような読書体験ができます。

読後感もやさしいので、疲れているときにも読みやすい一冊です。

「静かにいい小説を読みたい」という人に向いています。

『そして誰もいなくなった』アガサ・クリスティー

名作ミステリーを一冊読んでみたい人におすすめです。

海外小説に苦手意識がある人でも、この作品は設定がわかりやすく、物語に入りやすいです。

孤島に集められた人々。
一人ずつ起きていく事件。
誰を信じればいいのか分からない緊張感。

ミステリーの面白さが、とても分かりやすい形で詰まっています。

「有名な海外ミステリーを読んでみたい」という人の入口にぴったりです。

『ハリー・ポッターと賢者の石』J.K.ローリング

映画で世界観を知っている人におすすめです。

すでに登場人物や魔法学校の雰囲気をなんとなく知っている人なら、小説にも入りやすいと思います。

長いシリーズですが、まずは一作目だけでも十分楽しめます。

子どもの頃に映画を観た人が、大人になってから読むと、また違う味わいがあります。

物語の世界に浸る楽しさを思い出したい人に向いています。

迷ったら、どの本から読む?

どれを選べばいいか迷う人は、今の気分で選ぶのがおすすめです。

今の気分 おすすめ作品
感動する小説を読みたい 『君の膵臓をたべたい』
物語に深く入り込みたい 『かがみの孤城』
短くて印象に残る本がいい 『コンビニ人間』
ミステリーを読んでみたい 『容疑者Xの献身』
強い読後感がほしい 『告白』
やさしい読後感がほしい 『舟を編む』
名作ミステリーに触れたい 『そして誰もいなくなった』
ファンタジーの世界に浸りたい 『ハリー・ポッターと賢者の石』

読書の最初の一冊に、正解はありません。

今の自分が「少し気になる」と思った本が、いちばんいい入口です。

読書を続けるための小さなコツ

読書を続けるために、大きな努力は必要ありません。

むしろ、頑張りすぎない方が続きます。

  • 本を手に取りやすい場所に置く
  • 寝る前に5分だけ読む
  • スマホを見る前に数ページ読む
  • 読み終えた本を見える場所に置く
  • 感想を一言だけ残す
  • 合わない本は無理に読まない
  • 読む本を気分で変えていい

感想も、立派に書く必要はありません。

「この場面が好きだった」
「この言葉が残った」
「なんとなく苦しかった」
「読み終わったあと、少し静かになった」

そのくらいで十分です。

読書は、正解を探す時間ではありません。
自分の中に残った小さな揺れを、そっと拾う時間でもあります。

読書を趣味にすると、何が変わる?

読書を趣味にしたからといって、人生が急に大きく変わるわけではないかもしれません。

でも、本を読む時間があると、日々の感じ方は少し変わります。

知らなかった言葉に出会う。
自分とは違う人生に触れる。
誰かの痛みを想像する。
自分の気持ちに、少し名前をつけられるようになる。

読書は、世界を一気に変える魔法ではありません。

でも、いつもの部屋に小さな窓を増やしてくれるものだと思います。

疲れた日。
誰とも話したくない日。
少しだけ自分を取り戻したい日。

そんなとき、戻れる物語があるだけで、暮らしの手触りは少し変わります。

よくある質問

読書が苦手でも、読書を趣味にできますか?

できます。

読書が苦手な人は、まず短い時間から始めるのがおすすめです。
1日5分、数ページだけでも十分です。

最初から難しい本を読む必要はありません。
読みやすい小説や、聞いたことがあるタイトルから始めると入りやすいです。

本を最後まで読めないのですが、大丈夫ですか?

大丈夫です。

最後まで読めない本があるのは自然なことです。
今の自分に合わない本や、読むタイミングが違う本もあります。

途中で閉じた本は、失敗ではありません。
また読みたくなったときに戻ればいいと思います。

読書初心者は小説から始めた方がいいですか?

小説は始めやすい入口のひとつです。

物語があるので先が気になりやすく、読書に慣れていない人でも続けやすいです。

ただ、エッセイや実用書の方が読みやすい人もいます。
自分が気になるジャンルから始めて大丈夫です。

忙しくても読書を続けるコツはありますか?

まとまった時間を取ろうとしないことです。

寝る前に5分。
通勤や待ち時間に数ページ。
休日に少しだけ。

読書は、長時間できなくても続けられます。
小さく始める方が、暮らしに馴染みやすいです。

最初の一冊に迷ったら何を選べばいいですか?

迷ったら、聞いたことがあるタイトルから選ぶのがおすすめです。

有名な作品は、映画化や話題化などで物語のイメージを持ちやすく、本を開くハードルが下がります。

感動系なら『君の膵臓をたべたい』。
物語に浸りたいなら『かがみの孤城』。
短めで印象に残る本なら『コンビニ人間』。
ミステリーなら『容疑者Xの献身』もおすすめです。

まとめ|読書は、ゆっくり始めていい

読書は、たくさん読む人だけのものではありません。

一冊をゆっくり読む人にも。
途中でやめて、また戻ってくる人にも。
積読を眺めながら、いつか読む日を楽しみにしている人にも。

本はちゃんと開かれます。

読書を趣味にしたいなら、まずは気になる一冊を5分だけ読んでみてください。

読み切れなくても大丈夫です。
毎日続かなくても大丈夫です。
感想がうまく言葉にならなくても大丈夫です。

本を開いた時間は、ちゃんと自分の中に残ります。

そこから、あなたの読書生活は静かに始まります。

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Wrote this article この記事を書いた人

綴 紫乃

綴 紫乃 女性

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