『海辺のエール』|江ノ電の小さな駅で、九官鳥がつなぐ言葉

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青山美智子さんの書き下ろし長編『海辺のエール』が、2026年10月19日にKADOKAWAから発売されました。著者が5年の構想をかけて紡いだという一冊です。

舞台は、実在しない小さな駅

舞台は江ノ電の「十六夜駅」。鎌倉からほど近い住宅街にあるという設定の、架空の小さな駅です。そこには一人の駅員と、一羽の九官鳥「ハッチ」がいます。

ハッチは、乗客たちの声を覚えて、別の乗客にその言葉を放ちます。誰が、どんな想いで言った言葉なのかは分からないまま。それでも届いた言葉が、誰かの前を向くきっかけになる。公式の紹介は、そんな仕掛けの物語だと伝えています。

キャッチコピーは「その声が、願いが、明日につながる希望になる。」。誰かの何気ない一言に背中を押された経験がある人には、設定だけでぐっとくるんじゃないかなと思います。

十六夜駅に降り立つ人たち

十六夜駅を訪れるのは、仕事や恋、けが、居場所のことなど、それぞれ違う悩みを抱えた人たち。ハッチが覚えた言葉が、思いがけず別の誰かに届きます。誰の言葉か分からないまま届くところが、この物語の仕掛けのおもしろさだと思います。

5つの章の題名

構成はプロローグとエピローグに、5つの章。一章「先生の折り紙」、二章「魔導師のマイク」、三章「王様のシュート」、四章「鈿女のバレエ」、五章「漂流者の鍵盤」。章題の一つひとつが、小さな物語の扉みたいで、眺めるだけでもわくわくします。

青山美智子さんについて

青山美智子さんは1970年生まれ、愛知県出身、横浜市在住。『お探し物は図書室まで』で2021年本屋大賞2位となり、同作はアメリカの『TIME』誌が発表する「2023年の必読書100冊」に日本で唯一選ばれました。本屋大賞には『お探し物は図書室まで』から『人魚が逃げた』まで、2021〜2025年の5年連続でノミネートされています。

発売前後の動き

発売前から注目が集まり、発売を待たずに重版が決まっていた一冊です。発売後も大重版となり、KADOKAWAの発表(2026年10月29日)で累計5万部を突破したとされました。岩瀬書店の総合週間ベストセラー(2026年10月19日〜25日)でも第10位に入っています。全国の書店員さんから200名を超える応援の声が集まったことも、特設サイトで紹介されています。

こんな人におすすめです

・誰かの一言に救われた経験がある人

・いくつかの章に分かれた物語を、少しずつ読み進めるのが好きな人

・鎌倉や江ノ電の空気が好きな人

・いま、ちょっとだけエールがほしい人

言葉は、言った人の手を離れても、どこかで誰かを支えることがある。公式の紹介を読むだけでも、その仕掛けに心が動きます。読み終えたら、自分の何気ない一言も誰かに届いていたらいいな、と思わせてくれそうな物語です。

書誌情報

・タイトル:『海辺のエール』

・著:青山美智子

・出版社:KADOKAWA

・発売日:2026年10月19日

・判型:四六判(仮フランス装)

・ページ数:312ページ

・価格:税込2,310円(本体2,100円)

・ISBN:978-4-04-117473-9

・書き下ろし

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出版社ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/322602000356/

特設サイト:https://kadobun.jp/special/aoyama-michiko/umibenoyell/

出典(2026年11月2日確認)

・KADOKAWA公式書誌ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/322602000356/ (あらすじ、目次=プロローグ・5章・エピローグを確認)

・カドブン特設サイト:https://kadobun.jp/special/aoyama-michiko/umibenoyell/ (発売日、定価、著者紹介、5年の構想、発売前重版・大重版と累計5万部、書店員200名超の応援を確認)

・KADOKAWAグループ公式発表:https://group.kadokawa.co.jp/information/promotional_topics/article-15445.html (本屋大賞5年連続ノミネートの範囲を確認)

・岩瀬書店 総合週間ベストセラーランキング:https://www.iwasebooks.co.jp/ranking (期間2026/10/19〜25、第10位。2026年11月2日確認)

※この記事は、出版社の公式紹介と公表情報をもとに書いた紹介です。物語の結末や、公式紹介にない展開には触れていません。章と登場人物の対応も、推測では書いていません。

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